2011年1月25日火曜日

キャラメルボックス、創立25周年記念第1弾は短編2本立て

今年、創立25周年を迎える演劇集団キャラメルボックス。そのメモリアル?イヤーを飾る第1弾『クロノス?ジョウンターの伝説』の製作発表が1月28日、都内にて行われた。

演劇集団キャラメルボックス製作発表、その他の写真

1985年の旗揚げ以降、一貫して“人が人を想う気持ち”をテーマにしたエンタテインメント作品を作り続けているキャラメルボ アイオン rmt
ックス。ファンタジーから時代劇までレパートリーは多岐にわたるが、中でも、劇団創立初期から彼らが得意としてきた“タイムトラベルもの”は、特に人気が高い。今回上演するのは、作家?梶尾真治による傑作小説『クロノス?ジョウンターの伝説』シリーズを原作とする2作品で、お得意のタイムトラベルもの。過去に彼らはこのシリーズを4作品舞台化しているが、今
回上演される『ミス?ダンデライオン』は4年ぶりの再演、そして『南十字星(サザンクロス)駅で』は新作にして、シリーズ完結編だ。

このシリーズは、物質を過去に飛ばす装置クロノス?ジョウンターに関わった人々のドラマをオムニバスで紡ぐ物語。脚本?演出を手がける成井豊は、「本屋でたまたま手に取り、一読感動! もともと大好きなタイムトラベルも
ので、しかもラブストーリーでもある、自分にとっては百点満点の本」と惚れ込み様を熱く語る。一方、原作者の梶尾は「いずれも物語を成井流に咀嚼し、しかも私の考えているものと全く齟齬がない。すばらしい限り」と舞台版を絶賛。実際、クロノス?ジョウンター開発者、野方耕市などは、舞台で演じた「西川(浩幸)さんが強烈に頭に焼き付いてしまった」そうで
、小説が進むにつれ、野方の風貌に西川を彷彿とさせる記述が出てくるほどだ。

そして、新作『南十字星駅で』(原作は『野方耕市の軌跡』)では、その野方がついに主人公。今まで過去に跳ぶ人々を制止する側だった彼が、ついにクロノスに乗る。演じるのはもちろん、シリーズ全編を通して野方を演じている西川浩幸だ。「梶尾先生が新しくこの本を出さ
れた時、正直ものすごくプレッシャーだった」と苦笑しつつも、「今回で5回目。ひとつの役で色んな世界を生きてこられて、本当に幸せ」と語る。また、もう一方の『ミス?ダンデライオン』に出演する岡田達也は「クロノスは不完全、欠陥があるゆえに魅力がある。シリーズで唯一再演される意味をかみしめて、舞台に立ちたい」と話していた。

なお上演は“
ハーフタイムシアター”という形態で行われる。これはキャラメルボックス独自のスタイルで、1作品60分という短い時間で行うもの。「この上演時間だと気軽に足を運んでいただける。実際、ネクタイ姿の社会人のお客様が増えました」と製作総指揮?加藤昌史。普段あまり演劇になじみがない方も足を運んでみては。公演は2月18日(木)?22日(月)大阪?サンケイホールブリ
ーゼ、2月26日(金)?28日(日)愛知?名鉄ホール、3月4日(木)?5日(金)東京?なかのZERO 大ホール、3月12日(金)?4月4日(日)東京?サンシャイン劇場。チケットはいずれも発売中。


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引用元:RF online Z 総合サイト

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